【一般山行】八ヶ岳・編笠山(2,523.72m II等△)長野県諏訪郡富士見町 IG
今回は南八ヶ岳の最南端に位置する「編笠山」山行の報告です。

- 日程:2026年8月23日(日) 天候:曇
- 参加者:L.ST、IK、OS、OH、KT、GY、TS、FI、MT、MM、RH、報告:IG(計12名)
- 行程:観音平登山口 7:36- 雲海 8:34- 押手川 9:20- 編笠山山頂10:50~11:34-観音平登山口13:56
- 地理院地図2.5万図:八ヶ岳西部
大観音平から南八ヶ岳の玄関口へ
天気予報は芳しくなく、午後から現地は崩れる可能性がありました。大垣を早朝4時に車で出発し、中央自動車道経由で小淵沢ICを降り、観音平駐車場(標高約1,560m)へ。すでに駐車場は満車に近く、人気の高さが窺えます。各々準備を済ませて、7時半過ぎに、登山口より樹林帯へ一歩を踏み出しました。足下は前日までの降雨で湿っていますが、大きな泥濘はありませんでした。

押出川でのひと休みと急登への備え
ゆるやかな樹林帯の登りを進むと、約1時間で「雲海」到着。かつては下界の眺望や富士山がよく見えたポイントですが、周囲の樹木が成長しているため、現在は時期や天候、立ち位置(木の間から)によって展望は殆どありません。ここで小休止。やはり八ヶ岳、大垣とは違い涼しい。汗をかいた身体にメンバーからのキュウリの塩漬けが嬉しい。

さらに50分ほどで苔むした美しい森の中に立つ「押手川」の分岐に到着しました。この地名は苔におおわれた地面を手で押すと、水がみずみずしくあふれ出たことに由来するとの事。我々は山頂に向かいますが、ここは青年小屋と展望地に向かう分岐点となっています。

ここから山頂までは編笠山名物の急登がはじまります。足下の岩には苔が付着して濡れており、不用意に足を乗せるとスリップするので慎重に進みます。
大きな岩のゴーロ帯を越えて山頂へ
押出川を過ぎると傾斜がぐっと増し、足元は木根と岩の混じった急坂に変化します。さらに濡れており、慎重に足を進めます。下りが思いやられます。

息を整えながら一定のペースで標高を稼ぎ、やっとの事で森林限界が近づくと視界が一気に開けてゴロゴロとした巨大な岩(ゴーロ)とその先には山標が見え、先行者達が記念撮影しています。

もう少しと逸る気持ちを抑えつつ、浮石に注意しながら慎重に足を進めました。
10:50、標高2,524mの編笠山山頂に到着!

本来なら山頂からは、権現岳や阿弥陀岳、赤岳といった南八ヶ岳の雄大な山々はもちろん、遠くには南アルプスや富士山まで見渡せる360度の大パノラマが広がっていますが、生憎周囲はガスで真っ白です。たまにガスが動いて山容を現しそうになるのですが、なかなか意地悪く全容を望むことはできませんでした。ただ、時折富士山はその姿を現してくれて、先日登頂したその姿をその時のメンバーと感慨深く眺めました。

そうして山頂では爽やかな風を感じながら記念写真とランチタイムを楽しみました。私はスーパーの素麺を持ってきたのですが、涼しい山頂では汗で冷えた身体にはもう少し温かいものの方が良かったかもと後悔しました。またメンバーからの差し入れの干し柿やイチジク、巨峰や鮎の甘露で寂しいランチに彩りを添えていただきました。

慎重な下山と総括
11:30、下山を開始。上り以上に注意が必要なのが、山頂直下のゴーロ帯と押出川までの急降下です。膝への負担を和らげるためトレッキングポールを活用し、慎重にと自分に言い聞かせながら一歩一歩確実に下りました。

14時前には雨にも降られずに全員無事に観音平駐車場へ帰着。登山口に着いた途端、遠雷が聞こえた。少し予定より早いため、もう下山後の道の駅でのお楽しみに心が踊っていました。

怪我もなく、絶景と登りごたえを存分に満喫できた素晴らしい山行となりました。参加された皆さん、お疲れ様でした!



