ランチは朴葉寿司・入道ヶ岳 2026.06.23

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【個人山行】入道ヶ岳(905.5m 三等△) 三重県鈴鹿市山本町 丹生統司

 今山行の前日に近くの南宮山牧田門前林道でトレーニング中の会員Wとバッタリ遭遇し明日のトレ山行を約束した。彼女の希望は鈴鹿7マウンテン「入道ヶ岳」鈴鹿の山は何処も週末は大混雑だが明日は火曜日だ駐車地は空いているだろう。

<ルート図>
  • 日程:2026年6月23日(火)  天候:晴れ
  • 参加者:NT、WY
  • 行程:椿大神社登山者駐車場8:28-北尾根避難小屋9:55-入道ヶ岳11:17~55-二本松尾根避難小屋12:21-椿大神社13:27-登山者駐車場13:46
  • 地理院地図2.5万図:伊船

 入道ヶ岳は市民登山等で2~3回は来ているはずだが記憶は曖昧だ。火曜日で駐車場はガラガラだったが登山者指定の第三駐車場へ停めた。トラブルは絶対に避けねばならない。

境内は脇道が多く油断大敵、地形図片手に誘導されぬよう注意を払い登山口を探し当てた。

愛宕社の長い階段は途中から30度を越える急傾斜となり九十九折の道へ逃げた。やがて傾斜地の用土が風雨で削られた斜面となった。それにしても吾輩の重そうな身体・・・(写真はW提供)

事故が多いのだろうか900mほどの山で北尾根だけで山頂迄に計10ケ所のレスキューポイントが設置されていた。いずれ入山料徴収が当たり前の時代が来ないか心配でならない。

標高650mを過ぎて立派なブナに出逢った。奥美濃では珍しくもないが鈴鹿でこれほど太い幹を見る事は珍しい。過去の集団登山では気付かなかったが今日は周りに目が届く。

ふいにアセビの林が途切れるとイワヒメワラビの平地が現れヤマボウシの白花が目を引いた。その下に四日市市街と伊勢湾が見渡せて本日初めての眺望に足を止めて汗を拭いた。

標高750mを過ぎるとアセビのトンネルとなって林の中を進んだ。鈴鹿の山は何処も笹原が絶えてシカの食しないアセビやシダ、マツカゼソウ類の植生となってしまった。

傾斜の落ちた尾根を行くと南の井戸谷から吹き上げる風が心地よくて立ち休憩を入れた。9番ポイントということは見える先の高みが山頂と地形図も見ずに勝手に決めつけた。

北の展望が開けてイワヒメワラビの斜面の先に鎌ヶ岳と御在所山、その奥に釈迦ヶ岳、最奥に霞んだ山塊は竜ヶ岳と藤原岳と思われる。鎌ヶ岳から右に延びた尾根の先に雲母峰も、

歩きやすい芝草の先に山頂らしき看板が見えておりてっきり山頂に着いたと思っていた。

山頂と思って着いた所は910mの台地で案内標識は南の高みを「入道ヶ岳」と指していた。西へ進めば最高点の915mがあり本来の入道ヶ岳山頂と思いきや最も低い905,5mの高みを「入道ヶ岳山頂」と指示していた。そこに三角点は有るがそれは測量の為のものだが・・・

そう言えば、おぼろげに市民登山時の記憶が甦る。たしか、あの時は最高点迄足を延ばしたような。井戸谷から吹き上げる風を左頬に受けて尾根通しに下り905,5mの山頂に立った。

905,5mの山頂広場には椿大神社奥宮の鳥居が有って大きく欠損した三角点は小石を積み上げたケルンの角に有った。芝草の高みは遮る物が無く四日市街と伊勢湾を見下ろせた。

高みから東にランチの適地を捜して10m程移動した。芝草に腰を降ろすと濃尾平野と伊勢湾、知多半島、志摩半島迄見渡せて床几に座る天下人の気分であった。

拙宅とW女子宅は100mも離れていないご近所である。昨夜「朴葉寿司準備します」と連絡を受けたが出発時に留守番の妻の分まで戴き恐縮した。椿大神社の駐車地で先ず1個、朝食に戴き出発した。

山頂では鮭と鯖の2種、3個の朴葉寿司を頬張り絶品の味に舌鼓を打った。「ごぼう」が朴葉と酢と絶妙にマッチしてホッペが落ちるほどであった。最高の展望とご馳走、素晴らしいランチタイムを過ごした。

山頂を去り際に仲睦まじい恋愛中の蝶々と遭遇した。恋路を邪魔するつもりは毛頭ないが近づいてシャッターを押した。蝶の名前だがツマグロヒョウモンと思ったがアゲハだろう。

下山はヒルを警戒して井戸谷を敬遠、山頂から南の二本松尾根コースを下った。直ぐにアセビの林に突入してしまい展望からは見放された。

下山すると椿大神社にお参りした。写真は「茅の輪くぐり」というようで「夏越の祓」で1年前半の厄災を清め、1年後半の無事を祈願するようだ。くぐりにも作法があるようで並んで順番を待つようだ。ここは省略して本殿にお参りし帰途についた。

 40年ほど前だったかW女子宅で彼女の義母が講師で「朴葉寿司教室」が開かれ近所の若妻が受講した。我が家の拙妻も参加したのだが吾輩が妻の朴葉寿司を食したのはその時持ち帰った1回限りである。2度目のその味を40年振りに馳走になり記憶に残る山行となった。完