鈴鹿元越谷・沢登り 2026.06.14

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【一般山行(初級沢講習)】鈴鹿・元越谷(沢登り) 滋賀県甲賀市 SK

 鈴鹿の滋賀県側にある元越谷は、野洲川の支流で、鈴鹿山脈の水沢峠に向けて遡っていく沢で、花崗岩を縫う水は澄み、途中元越大滝というハイライトがあり、初級者向けの人気沢登りのスポットとなっている。ここへ、6月14日(日)メンバー7名で行ってきました。
今回のメンバーは、リーダーのHMさん、サブリーダーのHTさん、NHさんという沢登りのベテラン3名に、年に1,2回連れて行ってもらう程度の経験の私を含め2名と、ほぼ初体験の2名という構成。リーダーたちが、下見をしてくれ、次のようなメールをもらった。
下山路が荒れていて渡渉も何回かありましたのでお知らせします
(私はラバーのソールなので、靴の履き替えはしません。フェルトソールの方は、靴や地下足袋などに履き替えてました)当日までにマスターしておいていただけると助かります
 【ロープワーク】
 ・インクノット・エイトネット・プルージック
【クライミング技術】
動画でイメージしておくといいかもです。
  ・静荷重移動・ハイステップ・ステミング
フエルト底の沢靴を相当使い込んでいたこともあり、今回ラバー底のを購入し事前学習して臨んだ。

<ルート図>
  • 日程:2026年6月14日(日) 天候:曇
  • 参加者:HM(L)、HT(SL)、KT、TK、NH、HN、SK(記)
  • 行程:(―:車、…:徒歩)
     中ノ江駐車場(集合)6:00―国道477号線駐車地8:00…ゲート8:08…入渓8:30…元越大滝9:20…仏谷出合11:20…稜線12:40~13:00…水沢峠13:07…林道出合13:50…駐車地14:55ー
     ―(湯の山温泉希望荘入浴)―大垣17:55
  • 地理院地図2.5万図:伊勢(名古屋11-1)

乗鞍スカイライン(国道477号線)の武平峠を越えて、大河原橋近くの駐車帯に車を置き、8:00登山開始。橋を渡って、水沢林道に入る。

8:08 林道ゲートを通過。
右手に猪足谷に入る橋をみて、林道を30分ほど歩いたところで、ゆるやかに川に降りて行ける場所がある。目印などはなかった。

8:30、入渓。花崗岩の砂を上を、清らかな水が流れている。

しばらくは、川原をたんたんと遡行。そのうち、小さな渕が現れる。さっそく泳ぎ出すHNさん、沢経験浅いのにあっぱれ。

8:55、堰堤が現れ、右側(左岸)を高巻きする。
下り部分には、古いロープもあったが、なるべく頼らず、木の根などで確保しながら下る。

だんだん、沢登りらしくなり、渕の岸をへつっていく。

9:20 今日のハイライト、元越大滝。ベテランのHTさんは、カッコよくシャワークライミングで直登。あこがれます。

われわれは、滝の右手(左岸)を、無難に登っていく。

谷は狭くなり、渕や小滝が連続する。沢初体験のKTさんも泳ぎだす。みんな、やる気あるなあ。

溝状の小滝を越える。
リーダーは、仏谷出合に11:30までに着かないと、周回は難しく、そこから往復するかなと想定されていたけれど、11:20頃には無事通過。

元越谷が初級者向けとされるのは、ホールドしやすい岩が多いからだそうだが、初級者はロープを出してもらわないと超えられない滝もある。
2段になった溝状の滝は、取り付きの一歩目が難しい。特にラバー・ソールの沢靴が履きおろしなので、どの程度滑るのか分からず、少々緊張する。
こういう時こそステミング(凹状の壁に対して両足を突っ張ってバランスを取るテクニック)の基本を意識しなくては。

三条に分かれた滝でも、ロープを下ろしてもらった。

だんだん谷が狭くなる。
多段の滝は左手(右岸)を巻いていく。たしかにホールドが多く、登りやすい。

地形図を見ると、稜線直下まで沢が伸びているのが分かる。最後の最後まで水がある。
稜線が見えてきて、最後のひと登りだけが斜面の急登となる。

12:40 稜線に出る。「登山道が道路のように見える」、と沢初体験のKTさんの感想。
風化した砂礫地周辺で、フエルト底の沢靴の人は登山靴や地下足袋に履き替え、小休止。

13:07 水沢峠を通過。鈴鹿山脈を横断する間道の1つとして開かれ、近江商人たちが越えたりしたそう。峠から少し北に登れば宮越山(水沢山:1,029m)の山頂。

事前にもらったメールにあった通り、確かに下山路は荒れていて、渡渉箇所もあった。
ギザギザに斜面を登り、13:50林道に出る。上半分はほとんど使われていないもよう。

沢登りの緊張感・疲労感からしばらく口数の少なかったメンバーも、元気を取り戻し、林道歩きは賑やか。
沢初体験のKTさん、登山にこういう世界もあるのかと、違う世界を知って面白かったとのこと。
体幹しっかりされていて、すごく筋もよさそうだし、どんどん沢やってください。
14:55 無事駐車地に戻る。リーダーはじめ支えてくださったベテランの皆さま、ありがとうございました。

下山後、武平峠を越え湯の山温泉の希望荘に立ち寄る。
鈴鹿はヒルが多いし、ダニも心配なので、そのチェックもかねての入浴だったけれど、全員無傷でよかった。ヒルは帰りの林道で一匹見たきり、まだ暑くないのと、雨がしばらく降っていないからかもしれない。
沢ベテラン組は、希望荘をよく利用してきたそうで、駐車場からエントランスを通ると、ケーブルカーで温泉や客室のある建物に降りていくのが名物になっている。ところが、張り紙に、6月16日をもって利用停止になるとあった。何とか間に合ったのがラッキーで、なおかつ残念でありました。