【一般山行】取立山(1307m III等△点名「取立」)福井県勝山市 IG
石川県と福井県の県境にまたがる両白山地の人気の山 取立山(1,307m)へ行ってきました。駐車場手前でしっかり料金を「取り立てられ」、まさに名前通りだと苦笑い。ですがこれは冗談ではなく、かつて勝山藩の年貢や通行料の取立が厳しかった歴史に由来するそうです。

- 日程:2026年5月17日(日) 天候:晴れ
- 参加者:L.TS、IK、OS、OH、OT、KM、GY、SF、NT、FT、FI、MY、MK、MT、MM、YN、RH、IG、RM(体験山行)
- 行程:岐建駐車場 6:00=道の駅藤橋=クラウンロード=山の駅よろっさ=登山口駐車場9:05ー大滝9:30ーこつぶり山10:50~11:40ーミズバショウ群生地ー取立平避難小屋ー取立山12:30ー登山口駐車場13:40=山の駅よろっさ=道の駅藤橋=岐建駐車場17:30
- 地理院地図2.5万図:北谷
整備された駐車場はすでに6割ほど埋まっており、人気の高さが窺えます。この日は雲ひとつない快晴。風がないため猛暑が予想され、身体がまだ暑熱順化できていないこともあって水分は多めの約2リットルを持参しました。ザックは重くなりましたが、総勢19人の賑やかなパーティでいざ入山です。
登山道は明瞭で綺麗ですが、大所帯のため他の登山者とのすれ違いで停滞することもしばしば。さらに5月の取立山は初夏の花々が見頃で、見つけるたびに撮影会が始まるため、終始ゆっくりとした和気あいあいのペースで進みます。

◯清涼な大滝から、先ずはこつぶり山へ
最初の目的地は「大滝」。近づくにつれて道がぬかるんできます。木々の隙間から見えた大滝はなかなかの落差で、轟音とともに滝壺へ水が吸い込まれていました。

周囲に漂う冷気に癒やされた後、階段状の滝を渡渉していよいよ本格的な急登が始まります。滑らないよう手も使いながら慎重に高度を上げていきました。

谷沿いを登り、再び渡渉して進むと、不意に視界が開けて目指す「こつぶり山」が姿を現します。取立山と共に積雪期にも人気の山で、小さな「ツボリ(頭)」や壺を伏せたような形状に由来する説があるそうです。この辺りは木陰が少なくなり、体感温度は30℃近くまで上昇。これからの季節の暑さが思いやられます。

汗をかきつつも、あっという間にこつぶり山山頂に到着。広く開放的な山頂の奥には、残雪をまとった白山が「ドーン!」とくっきり鎮座していました。圧倒的な存在感です。

この絶景をバックに全員で記念撮影をした後、少し早めの昼食に。メンバーからお裾分けしてもらったキュウリや伽羅蕗(きゃらぶき)の漬物が身体に染み渡り、食後のコーヒーまで贅沢な時間を堪能しました。

◯湿原のミズバショウと取立ブルー
こつぶり山からの鞍部は美しい湿原になっており、ミズバショウの群生地が広がっています。少し外れた散策路から覗くと、葉が大きく育っており最盛期は過ぎている様子。道沿いにはコシアブラの木も多く、「良い芽はないか」と探すだけでも盛り上がりました(もちろん採取は禁止です)。

ミズバショウ群生地を過ぎると、取立平避難小屋があり、ここから取立山山頂への登り返しです。登り返しもスムーズで、すぐに取立山山頂に到着。振り返れば、ここでも白山がダイナミックに出迎えてくれます。雲ひとつない青空と残雪の白山の対比、まさに取立ブルー。写真では伝えきれない立体感に感動しつつ、ここでも白山をバックにパシャリ。

100mほど先の三角点まで進むと視界が開け、赤兎山や経ヶ岳、部子山、銀杏峰まで見渡せます。

◯下山のご褒美は「花より団子」
大満足の景色を目に焼き付けたら、あとは駐車場へ下るのみ。緩やかな九十九折の道へと変わりますが、足元は浮き石が多くて歩きにくく、一日の疲労が溜まった足には絶妙に堪える下山となりました。それでも下り道でも花を観察しながら、全員怪我なく無事に下山完了です。

無事に下山したとなれば、みんなの興味はすっかり「冷たい甘味」へ。「花より団子」とはよく言ったもので、帰りに立ち寄った「山の駅 よろっさ」では、ソフトクリームを待つ行列ができていました。冷たいソフトクリームやソフトドリンクで火照った身体をクールダウン。大満足の一日でした。





